Esso Trinidad Steel Band – I Want You Back
細野晴臣が大絶賛したというのエッソ・トリニダード・スティール・バンドの名盤(1971年)からの1曲は、ジャクソン・ファイヴのキラー・チューン「I Want You Back」!
奴隷制の産物スティール・ドラムが、どんなハイテクにも勝るグルーブを産み出します。プロデューサーはアメリカン・ミュージックの鬼才、ヴァン・ダイク・パークス。
カリブ海の熱気と涼しさの混じった風を吹かせるこの曲は、どんな時でも気分をアゲてくれそう。アルバム通して捨て曲なしなので、トロピカル感好きな人は是非!
Love Is Everywhere – Pharaoah Sanders
アーカンソー州出身のスピリチュアル・ジャズ・サックス奏者、ファラオ・サンダースが描く美しい“愛”の讃歌。セシル・マクビーの生き生きとしたベースのリフ、ジョー・ボナーのピアノやパーカッションが広がりのある音像を作り出す。20分にも及ぶ壮大な一曲!
スピリチュアルな演奏のわりには雑貨屋に飾っても全然イケる、このカワイイジャケットが最高だし、ヤン富田プロデュースの日本語ラップ超クラシック、いとうせいこうの「噂だけの世紀末」ネタとしても有名なのです!
Memory Band – Rotary Connection
若きミニー・リパートンが在籍していたサイケデリック・ソウル・グループの1968年のアルバムから。A TRIBE CALLED QUEST 「BONITA APPLEBUM」やFUGEES「KILLING ME SOFTLY」のブレイクに使われたシタールの音色が印象的です。
アルバム通して幻想的で、ミニーのハイトーン・ボイスが絡み合い、素晴らしい音像になっています。アルバムは、ローリング・ストーンズの”Lady Jane”、”Ruby Tuesday”、さらにボブ・ディランの”Like A Rolling Stone”も収録されていて聞き所満載です。そして、このアルバムもジャケットが可愛い!