Music(1971)
前作の『つづれおり』(1971年)同様、ロスのA&Mスタジオでレコーディングが行われたサード・アルバムからタイトル曲を。ジャケットの写真も『つづれおり』と同じジム・マクラリーが撮影しています。
ジャズのホーン・セクションを加えてソウル・フィーリングに満ちあふれ、これぞキャロル・キングという感じ!サックスも良い味出してますよね。 当時の明るい心境がそのまま表れている名曲です。
Bitter with the Sweet(1972)
デヴィッド・T・ウォーカーやハーヴィ・メイソンなど、ジャズ/ソウル系のミュージシャンを導入した通算ソロ4作目「Rhymes & Reasons」から。過渡期的アルバムと評されることも多いアルバムですが、ファンの間では「このアルバムが一番好き!」という声も多い名盤です。
ベースとドラムのリズムセクションが、控えめながらも、軽快なテンポで進み、キャロル・キングのおしゃべりをするようなボーカルが絡み合って心地いい!
心に寄り添ってくれる歌詞もとてもいいです。
愛する友よ つらくてもくじけないで/笑顔さえ忘れなければ/良い日はきっとやって来てくれる/約束するわ/明るい心に勝るものはないの
負けてはならないの/どんなにつらくても微笑みを棄てないで
Been to Canaan(1972)
「Rhymes & Reasons」のラストの曲。このアルバム、派手な曲は無いのですが、柔らかくロマンチックな曲が多く、癒やし度バツグン。何度聞いても飽きることがありません。
この曲はなんといってもメロディ・ライン。優しいパーカッションにのるさわやかな風のようなボーカル! 50年も前のアルバムなのに、新曲を聴いているかのように錯覚しちゃうほど瑞々しい旋律です。
おまけにライブ映像もどうぞ。