We Gotta Get You A Woman(1970)
1stソロ・アルバム「Runt」からのシングル・カット。ベースとドラムのリズム隊以外はすべてコーラスも含めてトッドの自身によるもの。スゴイ!
これぞトッド節! なナイスなメロディと楽しいアレンジ。聴くたびに折り重なった音色の巧みさに驚かされます。短い曲なのに、後半にかけての凝ったメロディ展開、フルートの響きも、小技が効いています。
Hello It’s Me(1972)
代表曲。彼が初めて作曲した楽曲で、1968年に所属していたバンド、ナッズのヒット曲となりました。バンド解散後、3枚目のソロ・アルバム『サムシング/エニシング』で再レコーディングしたのがこれ。
悲しげなベースのリフに絡む印象的なキーボードの音色がドラマチックで、イントロで心を掴まれちゃう。ソフィア・コッポラの映画「ヴァージン・スーサイズ」でもとても印象的なシーンでこの曲が使われてますよね。
Can We Still Be Friends?(1978)
名盤『ミンク・ホロウの世捨て人(Hermit of Mink Hollow)』からの1曲。恋人たちの別れを歌ったこの曲は、日本人アーティストを含め、多くのアーティストがカバーしています。バックコーラスの入れ方も独特ですよね。
この曲はトッドが当時交際していた女性との別離を歌っています。その女性は、後にスティーブン・タイラーと付き合って女の子を授かるんだけど、女性は薬物依存となったスティーブンと別れてしまいます。なんとトッドはその女の子を実の娘として育てるのです!「大事な友達の子供だから」と…。
その女の子がその後、女優になるリヴ・タイラー(!)。リヴは本名に ”Rundgren” を残し、”Liv Rundgren Tyler”としてるんだって!くぅ~~っ、泣けるっ!