泣かせるぜオヤジ! トッド・ラングレンの名曲 3選

1970年代から自分ですべての楽器を演奏、ヴォーカルは自宅録音という、今ではあたりまえになったスタイルをいち早く実践していたマルチプレイヤー。プロデュースしたミュージシャンもたくさん(日本では高野寛など)。いい曲ありすぎでパニクりますが、ほんの一部分、手始めに有名曲を3曲。

2020-12-11

サカイシ ヤスシ

アートディレクター。甘い物とコメディ映画が大好き。モーション・グラフィックと3Dモデリングを勉強中!

We Gotta Get You A Woman(1970)

1stソロ・アルバム「Runt」からのシングル・カット。ベースとドラムのリズム隊以外はすべてコーラスも含めてトッドの自身によるもの。スゴイ!

これぞトッド節! なナイスなメロディと楽しいアレンジ。聴くたびに折り重なった音色の巧みさに驚かされます。短い曲なのに、後半にかけての凝ったメロディ展開、フルートの響きも、小技が効いています。

Hello It’s Me(1972)

代表曲。彼が初めて作曲した楽曲で、1968年に所属していたバンド、ナッズのヒット曲となりました。バンド解散後、3枚目のソロ・アルバム『サムシング/エニシング』で再レコーディングしたのがこれ。

悲しげなベースのリフに絡む印象的なキーボードの音色がドラマチックで、イントロで心を掴まれちゃう。ソフィア・コッポラの映画「ヴァージン・スーサイズ」でもとても印象的なシーンでこの曲が使われてますよね。

すごいメイクですが曲はサイコー!

Can We Still Be Friends?(1978)

名盤『ミンク・ホロウの世捨て人(Hermit of Mink Hollow)』からの1曲。恋人たちの別れを歌ったこの曲は、日本人アーティストを含め、多くのアーティストがカバーしています。バックコーラスの入れ方も独特ですよね。

この曲はトッドが当時交際していた女性との別離を歌っています。その女性は、後にスティーブン・タイラーと付き合って女の子を授かるんだけど、女性は薬物依存となったスティーブンと別れてしまいます。なんとトッドはその女の子を実の娘として育てるのです!「大事な友達の子供だから」と…。

その女の子がその後、女優になるリヴ・タイラー(!)。リヴは本名に ”Rundgren”  を残し、”Liv Rundgren Tyler”としてるんだって!くぅ~~っ、泣けるっ!

ダリルホールと一緒に歌ってる2009年のライブ。いい感じ!

アートディレクター。甘い物とコメディ映画が大好き。モーション・グラフィックと3Dモデリングを勉強中!

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