踊り続けられる音楽。アシッド・ジャズ 3選

考えてみると、「アシッド・ジャズ」という名称が生まれて、ストリートに洪水のように流れ込んだのは90年〜93年くらい。みんな12インチレコードを抱えて夜から朝まで街をウロウロしてたっけ。聴いてた人も知らない人も、みんなで踊ろう!金字塔を3曲!

2020-12-04

サカイシ ヤスシ

アートディレクター。甘い物とコメディ映画が大好き。モーション・グラフィックと3Dモデリングを勉強中!

The Brand New Heavies – BNH(1990)

80年代に「ブラザー・インターナショナル」というインストバンドとして結成されたブラン・ニュー・ヘヴィーズ。90年に発売されたバンド名を冠したアルバムがアシッド・ジャズの扉を開けることになった。と言い切っちゃいます!

数々のヒット曲があるけど、レア・グルーヴの流れをくんだファースト・アルバムがやっぱりグっとくる。音が生々しくて、「この音がアシッド・ジャズ!」と叫びたい感じ。ハービー・ハンコックの「ヘッド・ハンターズ」の影響もあるなあとか、聴くたびに新たな発見もあったり。

Galliano – Jus’ Reach(1992)

当時、ACID JAZZレーベルと双璧をなしたTALKIN’ LOUDから、ARCHIE SHEPPの「ATTICA BLUES」を巧みにリメイクしたACID JAZZのマスター・ピース。雄叫びからの速攻フルスロットル!

歌 + ラップの構成が、当時は新しくて衝撃的だった…(遠い目)。通はネリー・フーパーのREMIXが好みかと思うけど、今回はカーリン・アンダーソンの歌声が映えるアルバムヴァージョンを。

これネタ元のアーチー・シェップ。

Corduroy – Something in My Eye(1993)

ムーブメントも熟成されてきた93年、満を持してデビューしたノッポの4人組。コーディロイ。モッズ・カルチャーを体現しているかのようなルックスや、洗練されたレコードジャケットのデザインで、ジャケ買いする人も多かった。

ジャズやヒップホップ、レア・グルーブやジャズ・ファンクのエッセンスに加え、ブラジリアンのテイストまでもミックス。クロスオーヴァーな感覚は、この後のフリーソウル・ムーブメントに引き継がれていく。。

アートディレクター。甘い物とコメディ映画が大好き。モーション・グラフィックと3Dモデリングを勉強中!

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