Scoobie Do – Ride On Time(2015)
兄貴系ファンクバンド、スクービードゥーの体育系カバー(笑)。若干かかり気味のカッティング・ギターや切れのいいブルースハープが超ご機嫌です。
原曲は言わずと知れた御大の名曲。1980年と、23年後2003年に発売されていて、2018年にもボーカルを撮り直しているという。これぞ神曲ではないでしょうか。
Massive Attack – Be Thankful For What You’ve Got(1991)
ブリストル・サウンドの雄、マッシヴ・アタックの1stアルバムからの1曲。トリップ・ホップをベースに、ダブ、ヒップ・ホップ、ソウルのエッセンスが混ざり合い、独特な音像を醸し出しています。
参考文献:https://soundrope.com/blog/bristol-music-culture/
原曲は幻のR&Bシンガー、ウィリアム・ディヴォーン。公務員で、アルバイトで歌を歌っていた彼は、なんと自費でレコードを録音します。それがレコードスタジオの目にとまり、正式にリリース、大ヒットとなるものの、同名アルバム1枚で現役から退いてしまいます。
しかしこのアルバム、捨て曲なしのヤバい1枚で、全編を覆うこのいなたいドラミング! なんとフィラデルフィア・ソウルの名門MFSBのドラマー、アール・ヤングが担当しています。ヴィンス・モンタナのヴィブラフォンももちろん最高だ!
Donny Hathaway – What’s Going on(1972)
このアルバムは「全ポピュラー音楽のライヴ盤の中で最高の一枚」とも言われています。何がいいって、客がいいです。手拍子やかけ声が、当時の空気とともに真空パックされている感じ。
ヘッドホンで聴くと、自分がライブ会場にいる錯覚に陥ります。聴いていない人は是非。キャロルキングの「You’ve Got A Friend」のカバーも素敵です!
原曲はこちら、以外とフルコーラス聴いたことある人も少なくないのではないでしょうか。ベトナム戦争から帰還した弟から戦争の様子を聞き、この曲を書き上げたそうです。
この曲のカバーはシンディー・ローパー、ホール&オーツ、オフコースなど数え切れないほどのカバーがありますが、また次の機会に紹介したいと思います。今回は最後に今風のリモート演奏バージョンを。