レコード店経営、ファッションショーの音楽ディレクターやアニメ『サムライチャンプルー』にトラックを提供するなど、幅広い音楽活動をするも、2010年交通事故で逝去。36歳だった。
2000年代初頭より海外アーティストのプロダクションで注目を集め、30数枚の12インチ、3枚のアルバムのリリースをしたヌジャベス。
『JAZZY HIP HOP』というメロディアスでリリカルなサウンドは瞬く間に海外に拡がり、2018年にはSpotifyの「海外で最も再生された国内アーティスト」で3位となった。
いつまでも東京の街に鳴り響いて欲しい音楽の一つです。
Luv(sic)(2005)
この曲にはPt.1~Pt.6(Grand Finale)の6つのバージョンがあり、すべてにラッパーのShing02(シンゴツー)が関わっています。そのすべてのバージョンが「ド定番」(Pt.2の人気が特に高いです)!
Nujabesのジャジーで軽快なビートは、Shig02の “音楽の女神に宛てて書いた手紙” というテーマのリリックと共鳴して、文字通り神々しさを備えています。
pt.2も素晴らしいので貼っておきます。日本語訳をつけてくれた方がいるので分かりやすいっ!是非!
Reflection eternal(2005)
Nujabesサウンドとも言うべき、抜けるような少し軽いバスドラムのと曇ったハイハット。それに乗る美しいピアノのメロディ。巨勢典子「I Miss You」の絶妙なサンプリング。
JazzやクラシックをサンプリングしてメロウHipHopに乗せるということは世界同時多発的に起こっていたわけだけど、やはり光って、残るのは、なんというか、「愛」ですな。。
Beats laments the world(2003)
この曲はアニメ好きなら聴いたことがあるかもしれません。アニメ『サムライチャンプルー』のエンディング、MINMI「四季の歌」のトラックです。
前の2曲に比べるとアグレッシブなビート、聴き込めば聴き込むほど、幾重にも重なった音像が頭の中に広がる感じ。そしてどこか懐かしい匂いまでしてきます。ラップとSaxの絡み合いもヤバい。。
このトラックに歌を乗せたいとMINMIに提案されて、最初、Nujabesは断ったらしい。。しかし、何度もMixを重ねて、あの曲が誕生しました。たしかに随所にこだわりが聴いてとれる、素晴らしい仕上がりです!
元ネタのKip Hanrahan – Make Love 2もカッコイイ!