<STORY>
両親に捨てられ、横暴なハニガンが営む施設に引き取られた少女アニー。ある日、アニーは事故にあいそうになったところを市長候補の男スタックスに助けられる。アニーを助けた場面がネットにアップされ、支持率が上昇したことに目を付けた選挙参謀ガイの提案で彼女と一緒に暮らすことになるが…。
出だしからイケイケ!ポップで元気にっ!

出だしはアニーが通う学校の授業のシーンから。クラスメイトを巻き込んでの軽いミュージカルは物語が明るくて楽しいってことを予感させるには十分。

終始ポップな音楽が流れて、ミュージカルというには物足りない感じはするんだけど、ちょっと展開がたるみがちになった絶妙なタイミングでイケてるミュージカルシーンになってくれます。
キャメロン・ディアス最高!

めっちゃ意地悪で終始卑屈な施設のおかみさん役にキャメロン・ディアス。時おり見せる哀しげな感じが実に魅力的な表情が最高。

そしてミュージカル初挑戦の彼女をサポートするのはコメディ映画の常連、ローズ・バーン。この映画の安定感には彼女がものすごく貢献してる。キャラもルックスもキュートで可愛い!
これぞサプリメント映画!

言ってしまえばベタでご都合主義なストーリーだけど、こんなにポジティブな感情に寄り添える映画もめずらしい。画がコロコロと変わって結局釘付けだし、ハスに構えてても結局ニヤニヤして楽しんでる自分に気づくはず。

一人の人間にとって、もう一人の人間の存在がどんどんと大きくなっていくのは、素晴らしいこと。どんな時にみても元気になれる、とても気持ちのいい作品です。
ANNIE / アニー
原題:「ANNIE」2015年 アメリカ
監督・演出・プロデューサー:ウィル・グラック
プロデューサー:ジェームズ・ラシター/ジェイダ・ピンケット=スミス/ウィル・スミス/ケイレブ・ピンケット/ショーン・“ジェイ・Z”・カーター/ローレンス・“ジェイ”・ブラウン/ティラン・“ティ・ティ”・スミス
キャスト:ジェイミー・フォックス/クヮヴェンジャネ・ウォレス/ローズ・バーン/ボビー・カナヴェイル/キャメロン・ディアス 他
