<STORY>
ゲイの親友と同居する売れないミュージシャンのスコット・ピルグリムは、ミステリアスな女の子ラモーナに一目惚れしてしまう。しかし、彼女のハートを射止めるには、7人の元カレを倒さなければならなかった…。
これが本当のコミック実写化だ!

原作となったコミックの著者は、カナダ人のブライアン・リー・オマリー。作品は2004年から2010年にかけて、インディ系の出版社オニ・プレスより、全6巻の描きおろし単行本として刊行されています(日本版はヴィレッジブックスより、全3巻で発売)。

コミックの映画化といえばMARVELですが、こちらはよりマニアック路線。エフェクトも現実離れした効果線などが多用されていて、そこが他に類を見ない個性的な作風になっています。ドアベルの音に文字が付くところとかも可愛いい!
格闘シーンは「ストリートファイター」

スコットと元カレ軍団たちの対決シーンはモロ格闘ゲー。非現実的でイカれたバトルを繰り広げます。そして、決着がつくと、何事もなかったかのように元のトーンに戻るのが可笑しい。
任天堂の許可を得て「ゼルダの伝説」のBGMが使われていたり、武器を手にしてレベルアップ、敵を倒すごとにコイン獲得とかいちいちウケる!主人公が所属するバンドのシーンもなかなか良くて、ミュージカル映画っぽくもあるのもエッジが効いてます。
ナイスな俳優がたくさん出てる!

主役は「スーパーバッド 童貞ウォーズ」でジョナヒルの親友役を演じたマイケル・セラ。気の弱い役ピッタリ! 通好みで挙げるとジェイソン・シュワルツマン(天才マックスの世界/ムーンライズ・キングダム)やブランドン・ラウス(CHUCK/スーパーマン)のイケメン勢も見逃せない。
“キャプテン・マーベル” のブリー・ラーソンや、“キャプテン・アメリカ” のクリス・エヴァンスも出てるし、なんと今や大女優のアナ・ケンドリックもちょこっと出てたりして、見所満載なのです!

スコットピルグリム
原題:「Scott Pilgrim vs. the World」2010年/112分/アメリカ
監督:エドガー・ライト
脚本:マイケル・バコール&エドガー・ライト
原作コミック・シリーズ:ブライアン・リー・オマリー
キャスト:マイケル・セラ/メアリー・エリザベス・ウィンステッド/キーラン・カルキン/クリス・エヴァンス/アナ・ケンドリック

