<STORY>
田舎町のスーパーで謎の殺人事件が発生。店長のエヴァンは、地域の平和を守るべく自警団の結成を呼びかける。しかし、集まったのは勝手気ままな中年男3人。何とかパトロールを続けていたところ、凶悪なエイリアンに遭遇。人間の中にもエイリアンが紛れていると知るのだが…。
低予算っぽいけどスペクタクル!

出だしからコメディ臭プンプン、雰囲気も低予算ぽいんだけど、エイリアンが登場するやいなや、本格的なSFホラーなのでは? と思っちゃいます。

SFXはハイクオリティだし、エイリアンの造形は凄すぎて引いてしまいます。にもかかわらず緊張感がまったくないし、おじさんたちが団結して戦うという。なんとも微笑ましい。これぞコメディ!
キャストが盤石で安心して楽しめる!

ベン・スティラーと、ヴィンス・ヴォーンの夢の共演。主役級の二人がマジ顔でギャグ街道を突っ走ります。そして助演にはジョナヒル。これはもう神メンツです。

「スーパーバッド 童貞ウォーズ」のセス・ローゲン(俳優としても活躍)とE・ゴールドバーグが脚本を手がけたというだけでも、期待値が上がっちゃいますね!
頭を空っぽにして観るべし!

エイリアンが出るSFというと、スケールが壮大で地球を守るヒーロー! というプロットが定番だけど、舞台が家と近所で展開するところがスパイダーマン的というか、ヒーローがコストコの店長というのもちゃちくていい。
1980年代のヒット作「ゴースト・バスターズ」へのオマージュも垣間見えて独特な雰囲気だし、エイリアンとの写真撮影や変なボーリングでいろんなもの破壊していく件は意味不明(褒め言葉)。気楽に見れて、期待通りに面白い作品です!
エイリアン バスターズ
原題:「The Watch」2012年/102分/アメリカ
監督:アキバ・シェイファー
脚本:セス・ローゲン
キャスト:ベン・スティラー/ビンス・ヴォーン/ジョナ・ヒル/リチャード・アイオアディ/ローズマリー・デウィット
