評価基準の転換でチームが躍進!
野球を好きだったり、知っている必要はありません。GM(ジェネラル・マネージャー)という職業が最初はとっつきにくいものの、ブラピ演じるビリーのドライな仕事ぶりと淡々とした演出で一気に引き込まれていきます。

データサイエンスをスポーツに適用していく様子は勉強になったり感心したり。ビリーの自分の信念に殉じる生き方、そしてパートナーと突き進む姿は、仕事で落ち込んだときに観ると妙にやる気が出てくるのです!

ブラピとジョナヒル夢の共演!
チーム低迷で悩んでいたGMが出会うのが、イエール大で経済学を学んだというピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)。あの「スーパーバッド 童貞ウォーズ」のジョナ・ヒルですよっ!! 大抜擢っ! ヤセたっ! そして演技派っ! いやー2作を連続して観るとかなり驚きです。

「ノーサイド・ゲーム」の元ネタ?
この映画、野球の映画ではなく、人間ドラマです。いっちゃえば「ノーサイド・ゲーム」で大泉洋が演じたポストの野球版。池井戸潤はこの映画の原作本を参考にしたとか、しないとか。
マッチョでイケメンのブラピはおなじみですが、本作のブラピは悩み、苦しみ、そして自ら選んだ道を突き進む!年齢を重ねて渋くなってきたブラピのばっちりハマり役ではないでしょうか。

盛り上がりもほどほど、ストーリーも大きく展開せずに淡々と進んで行っちゃうんですが、なぜか興奮する! そして心に残る作品です。

原題:「Moneyball」 2011年アメリカ
監督: ベネット・ミラー
製作総指揮: スコット・ルーディン/アンドリュー・カーシュ/シドニー・キンメル/マーク・バクシ
原作:マイケル・ルイス
出演者:ブラッド・ピット/ジョナ・ヒル/フィリップ・シーモア・ホフマン/ロビン・ライト/クリス・プラット

